豆柴

噛みつきにお悩みの方へ

【様々な噛み癖】

噛むという行動は、犬にとって生きていく上で重要な行動です。

遊びの行動から獲物を狩る行動を覚え、獲物を仕留めて食べる事で生きています。

犬は生きる為に狩りをする、よって、必要に応じて「噛みつく」行動をとります。

遊びから「甘噛み」をし、成長と共に、狩りをして獲物を仕留める際や敵や危険から身を守るために「強く噛みつき」敵や危険を退けるという目的によって噛む力や噛む理由が様々です。

【噛む状況を犬目線で考えてみる】

あなたの愛犬の噛みつき行動はどの様な状況での行動でしょうか。

生後4ヶ月以下の犬は好奇心旺盛な時期で人と同じく様々な物に興味があり、口にする事も多くその行動から遊ぶ道具や食べ物、口にした時の感触等を経験します。

ご家庭で「誤飲」して病院へ駆け込む方も多いのではないでしょうか。

​生後4ヶ月以上の犬はそれまで経験した事を元に噛むものや口にしない方が良い物等をより慎重に探るようになるでしょう。

貴方の愛犬は、犬の本能からの噛む行動が様々な状況によってその噛むという行動をせざるを得ない状況にあるか、噛む事で犬自身が得をする事に繋がっていないか考えてみて下さい。

【甘噛みと本気噛みの違い】

仔犬の時(生後12ヶ月~18ヶ月の間)の甘噛みが成犬になっても続く犬もいます。

歯が生え変わる迄は尖った歯をしているので軽く歯が人の皮膚にあたっただけでも傷になり、時には血が出る事もあるでしょう。

歯が生え変わる前に尖った歯だからこそ他の犬との遊びの中で噛む力の抑制を学ぶことが出来ます

歯が生え変わってからでは軽く噛んだだけでは痛みも無く、「止めてほしい意思表示」を相手がしにくい事もあり、噛んでいる本人は遊びのつもりでも、相手が痛がるまで、又は歯が皮膚に食い込み大けがをするまで強く噛んでしまう事もあります。

遊びであっても、生後早い段階で遊び方を学ばなくては友好的に遊ぶことが出来なくなってしまいます。相手が人であればなおさら理解出来ない事もあり、時には反抗する事を学ばせてしまいかねません。

反抗する事、すなわちその状況を打開するために強く噛んでみた事で犬自身にとって状況が好転した経験を一度でもすればその行動が強化され、強く噛む事に自信すら持つこともあるでしょう。

例えば、足を触られる事に抵抗がある犬が、散歩後に足を拭かれる事が苦手で、ある時突然噛まれる飼い主さんもいます。

この場合、足を触られる事に抵抗があった犬が、「握ってくる手を噛んだら離してくれた」と学習すれば、毎回足を拭く際に噛むようになり、更には足を触ろうとしただけでも威嚇し、噛みつこうとするようになるでしょう。

◇甘噛みは遊びや、噛む力の抑制を学習が少ない犬に多く、本気噛みは犬自身の防衛等の際に多くみられ、本気噛みの多くは、幼犬の時の様な尖った歯で無くとも皮膚に歯が食い込む程の強い勢いで噛みつきます。

【飼い主さんがしてはいけない事】

犬の噛みつき行動には理由や原因、状況等、様々な要因が重なっている又は噛む行動それぞれにおいて原因が違う事が多々あります。

「遊び」「反抗」「抵抗」「防衛」「保守」等、考えられる原因が多く存在しているので、噛み癖を改善しようと1つのトレーニング方法を行っていても解決出来ない場合があります。

又、下記にあげる様な内容を「噛まれた時」又は「噛まれそうになった時」に行わない事を願います。なぜなら、噛みつき行動をより強くすることや原因を増やすことに繋がる事もあり、更には新たな問題を引き起こす事にも繋がる事が多くあるからです。

①叱る

怒鳴ってみたり、説教(ダメでしょ!)してみたり

②叩く又は叩く真似をする

頭や鼻先をたたいてみたり、手を振り上げ叩く真似をしてみたり

③犬の口に手を突っ込む

④噛んでいる物を取り上げる

靴下、スリッパ、靴、リモコン等、おもちゃの様にしてしまっている物を取り上げる等

【甘噛みのトレーニングは】

甘噛みのトレーニングは、道具や他の犬との触れ合いをトレーナーの監視の元で行う事で噛む力の抑制や噛んで遊ぶ物は何か等を学ばせ、噛むという犬が持っている本能をうまく利用し、自尊心を失わないようにトレーニングを行う事が大切です。

【本気噛みのトレーニングは】

防衛、保身、保守等の心理状態が多く、飼い主さんとの信頼関係や犬が犬として抵抗のある部位を触られる事への抵抗を無くす事等、噛むという行為を行っていない時が重要なトレーニング内容になります。

犬自身に自信が無いのであれば自身を付けさせるトレーニングを行ったり、愛犬が飼い主さんをどの程度信頼しているかテストをして、信頼関係構築及び信頼心を深めるトレーニングも必要になります。

保守の噛みつき行動で、フードアグレッシブと言う言葉を聞くことがありますが、生後3ヶ月頃の犬には、ほぼ見られない行動で、フードに対してアグレッシブにならなくてはならない状況に置かれているか、精神面がそのような行動をせざるを得ないと言う感情を持って育った結果の噛みつき行動です。

【環境変化が大事】

ご家庭での噛みつきのしつけは大変困難な事が多いです。

なぜなら、お家にいる間、サークルやクレート等から出したら噛まれる危険に飼い主さんがさらされるからです。

お仕事中、留守番でサークル等に入っていたからと、お部屋に自由にすると、飼い主さんに噛みついて遊んでみたり、自由にすると噛まれサークルに戻す。

トレーニングをしてみても、上手くいかずにサークルに戻してみる。あなたは、この繰り返しの飼い主さんではないでしょうか。

室内より、散歩に出てた方が噛みつくことが無くなる犬もいます。特にフードアグレッシブはその名の通り、食べ物が無ければ噛む事は無い犬が多いのです。

【しつけ幼稚園は環境変化に最適】

犬のしつけ幼稚園は、日中愛犬をお預かりして他の犬と共にトレーニングを行いますので、飼い主さんがお仕事中にトレーニングが出来ますので、寂しい留守番をさせずに済みます。

又、土日祝日も開園しているので、お休みの日に飼い主さんが自由な時間が持てますし、お休みの日を、お家の中でゆっくり過ごす時間もとれます。

ご自宅で噛まれて嫌な思いを犬も人もしたくは無いでしょう。

​ご自宅で愛犬が噛みつく必要のない環境や精神状態にする為に又、飼い主さんも愛犬と噛まれる恐怖心から開放されたいのであれば、愛犬から離れる時間を作る事も必要ではないでしょうか。